国際教育交流センター(CIEE)では、2025年5月8日(木)の昼休みに、JICA海外協力隊とのコラボ企画として、“JICA協力隊の体験談Part1「ヨルダン」”を開催しました。まず初めに、本学の「高度グローバル人材育成」プログラムについてJICA推進員より説明があり、その後、講師の古田恵莉さんに、昨年2024年度にヨルダンにて青少年活動の分野で活動された経験について話を伺ました。
ヨルダンでは、シリアから逃れてきた難民8万人が暮らす、ザータリ難民キャンプに配属され、物品調達が難しい状況の中、現地スタッフと工夫してカリキュラムを作成し、学校で折り紙を教えたり、日本の文化を紹介する等の活動を通して、子供たちとできるだけかかわりを持つように心がけたと話されました。また、現地の人々が、シリアの独立記念日に、国旗を車に掲げてお祝いする映像も紹介されました。アサド政権崩壊時に、キャンプで暮らす人々が歓喜し、希望を持って母国へ帰る姿を実際に見ることができた事も貴重な経験だったと話されました。
質疑応答の時間では、現地の言葉をどうやって習得したのか、という質問があり、人に何をどう伝えたらいいかを考え、使おうという気持ちで勉強を続けることが大切だと答えられました。また、今に活かされていることは何か、という質問に対し、どこまで相手に寄り添うことができるか、人との適切な距離感を察することを学び、それが仕事でも日常でも活かされていると答えられました。
古田さんから学生へのメッセージとして、「JICA海外協力隊は自分のやりたいことに挑戦させてくれる。自分の気持ち一つで色々な活動ができるので、是非思い切って挑戦してほしい」ということが伝えられました。足球彩票後のアンケートでは、新一年生から、「JICAの活動を初めて聞くことができ大変勉強になった」「以前から興味のあったJICA海外協力隊について知ることができて良かった」等の感想が得られました。
